

今日は、こんな風に感じている人にあなたへの内容です。
「手法は学んだはずなのに、なぜか勝てない…」
「エントリーも損切りも、ルール通りやってるつもりなのに…」
それ、実はあなたの中の“在り方”にヒントがあるかもしれません。
とても大事なので何回も読んで考えてみてください。
初心者のころって、「鉄板の勝てる手法」がどこかにある気がして、
ネットや本を渡り歩いたり、YouTubeを見て次々に試したり…よくありますよね。
でも結論を言うと、
勝てるかどうかは“手法”より“自分自身”で決まります。
どんなに優れたルールでも、それを守れる人間かどうかがすべてなんです。
損切りが大事なのはわかってる。
感情で飛びつくと負けるのもわかってる。
でも、それでもやってしまう…。
このギャップは「意志力の弱さ」ではなく、人間の仕組みの問題です。
人間の脳は、直感(システム1)でまず反応して、あとから理性(システム2)で判断するようにできています。
だから、つい感情で動いてしまうのは“自然なこと”なんです。
ダニエルカールマンのファスト&スロー思考ね
初心者のうちは理性で戦うしかないけれど、勝っている人たちは、
ある段階から「直感そのもの」が変わっていきます。
・ルール違反しそうな場面でも、自然と手が止まる
・損切りに迷わず、むしろ誇りを感じて実行できる
これは、理性で鍛えられた直感が育った状態。
つまり、感情を否定するのではなく、感情を味方につけているんです。
トレードの勝ち負けではなく、「なぜその判断をしたか」「そのとき何を感じていたか」を記録します。
日付 | 銘柄 | 判断 | 感情 | ルール違反 | コメント |
---|---|---|---|---|---|
7/14 | ○○製薬 | ロング | 焦りと期待 | Yes | 雲抜け直後で飛びついてしまった |
自分を責めるのではなく、「自分の中で何が起きていたか」を見ることが大切です。
人はルールを破るとき、何かしらの感情が動いています。
「取り返したい」「逃げたい」「信じたくない」など。
自分に問いかけてみましょう。
・なぜ私はルールを破ったのか?
・何を恐れていた?
・何を期待していた?
・どんな思考が浮かんでいた?
この自問習慣が、感情と行動の関係をクリアにしてくれます。
間違った思い込みをそのままにしておくと、いつまでも感情に振り回されます。
例えば、
・損切りは負け
・利確は勝ち
・連敗したら才能がない
こういった信念を次のように書き換えてみてください。
・損切りは、長期利益を守るための選択
・ルール通りに行動できた損切りは、勝ちと同じくらい価値がある
・連敗は検証と学習のチャンス
この言葉を、毎朝声に出して読み上げてみてください。少しずつ心にしみ込んできます。
誰かが作ったルールでは、感情が動きません。
たとえば「飛びつき買いをしない」というルール。
これを「仕事に集中するために、寄りと引け以外でエントリーしない」と定義してみたらどうでしょうか。
ルールが、人生の目的とつながったとき、行動が自然に変わります。
・今日は飛びつかなかった
・エントリーを見送れた
・感情に気づいて記録できた
こうした「自分をコントロールできた」経験を毎日1つでも確認するだけで、
自己信頼が育っていきます。
その積み重ねが、未来の自信になり、結果につながっていきます。
・感情に任せたエントリーをしていないか?
・エントリー前に根拠を言語化したか?
・損切りをルール通りに実行できたか?
・飛びつきを我慢できたか?
・「やらない」判断ができたチャートはあったか?
・感情の変化を記録したか?
・今日1つでも「正しかった判断」を振り返ったか?
ステージ | 状態 | 説明 |
---|---|---|
0 | 感情で動いてしまう | 本能のままにトレードしてしまう |
1 | 理屈では理解している | 「やらなきゃいけない」はわかっている |
2 | 理性で修正できる | 感情に流されたあと、反省できる |
3 | 感情の予兆に気づける | 「このままだと危ない」と思える |
4 | 反射的に正しい行動が出る | 損切りや見送りを自然にできる |
5 | 習慣化されている状態 | 判断に迷いがなく、自然体でトレードできる |
あなたが探している“聖杯”は、外にはありません。
自分自身をコントロールする力こそ、最高の武器です。
誤解 | 真実 |
---|---|
勝てる手法を探せば勝てる | 手法を使いこなす人間性が大事 |
感情はコントロールできない | 感情は訓練と習慣で整えられる |
知識があれば勝てる | 実行する力と習慣が必要 |
趣味感覚で楽しめばいい | トレードはプロの意識が必要 |
マーケットが敵 | 本当の敵は、自分の中にいる |
あなたの習慣が、未来を変える力になりますように。
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