一目均衡表の使い方 ~実践的に日経平均の今後を予測する~
「一目均衡表の具体的な使い方がわからない。」
「実践でどう使ったらいいんだろう。」
一目均衡表って使い方が難しいですよね。
実際に一目均衡表を使って、日経平均をどのように予測するかを具体的に説明してみようと思います。
今回のポイントも「時間」です。
「転換線の動きを予測する」
「遅行線の動きを予測する」
⇒株価の展開を予測する
以前にも説明した「好転・逆転」の内容も出てきます。復習がてらぜひチェックしてみてください。
まあ、予測するだけで未来がどう動くかはわからないんだけどね
投資・トレードは自己責任でね
2024年8月19日追記
これはまた盛大に外したか
ほんとそれね。見事に遅行スパンのクロスを回避して、ダマシになるかも。下に状況を追記しました。
2024年9月13日の日経平均225のチャート
さて、日経平均は大暴落から急速にあげて戻しました。
ただ前回の戻り高値39000の高値を上抜けできず、再び下げました。基準線でサポートされて再び少し反発して、9/13金は陰線で終わっています。
ここからの動きで重要なの価格は下記の2つです。
①上昇のN波動になる戻り高値39000円
②下降のN波動になる前回安値の35000円
さて、一目均衡表で来週のポイントを考えてみましょう。
一目均衡表で来週の動きを考えてみる
結論からいうと、こういうときは来週9/17の週は下げる確率が高いと見るね。
なかなか大体な仮説ね。理由を聞かせてもらおう。
①横這いで雲抜けに失敗。②転換線が下に動いてデッドクロス。③遅行線が価格をデッドクロス。下げを狙ってきそうな形かなと。
「転換線の動き」と「遅行線の動き」をだいたい予測できることがポイントです。
大体、おおよそです。
「転換線の動き」
転換線は9本(9日間)の高値と安値の半値です。画像に示したとおり、直近9本の最高値は9日前なのです。つまり、この次の足で9本前の最高値を更新しないと転換線は下降します。
日経平均の次の足は週明けの9/17日なので、この日に最高値39000円をいきなり上抜くのはかなり難しいですよね。
そうなると、転換線は下がり、基準線は同様の計算で上がるのでデッドクロス(転基クロス TK cross)します。
これで一目均衡表の売り転換シグナルの1役逆転になります。
「遅行線の動き」
遅行線は、株価の終値を26(5)日前に動かした折れ線グラフです。
今のチャートだと、遅行線はかなり上昇していかないとローソク足にぶつかります。(黒矢印)
遅行線が株価とデッドクロスすると、売り転換シグナルの2役逆転です。
またTKクロスの1役好転・逆転でエントリーが成立するには条件がありましたね。(過去記事を要チェック)
1役揃ったあとの数日以内に2役目が揃うことです。
これによって下げる確率が高まります。
売りシグナルがちょうど出ると思われる週なのね
そう、後何本で半値線がどう動くを予測しておくのだ。
実際の動き8月19日追記
8月19日はFOMC明けで上昇し、遅行スパンと株価のクロスは起きていません。
「遅行スパンと株価のクロス=二役逆転」が無いと「転換線と基準線のデッドクロス=一役逆転」の下げシグナルはダマシになります。
このまま株価が上昇をし続けて二役逆転にならない可能性も出てきているので、こういうときはヘッジで様子見をします。
しかし、遅行線と株価がクロスすると強い・弱いってどういうことなん?
それについては、遅行線の記事で詳しく説明しよう!25日移動平均線にかなり近いわ。
次回をお楽しみに!
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