トレンドの終わりはどこ?スイングトレードのエントリータイミングはここ!
この記事で解決できる悩み
積立投資はしてるけど、トレードでもお金を稼ぎたい!
トレードで勝つためには、環境認識スキルが大事です。
その環境認識スキルで重要な「ダウ理論の6原則」を前回説明しました。
ダウ理論の6原則
- チャート(価格)はすべての事象を織り込む
- 平均は相互に確認される
- トレンドは出来高からも確認される
- トレンドは3種類ある
- 長期トレンドは3段階ある
- トレンドは明白なシグナルが出るまで継続する
今回の記事では「⑥トレンドは明白なシグナルが出るまで継続する」を詳しく解説いたしましょう。
重要だけど、間違いやすいこの原則。
この原則を理解して、正しい方向でエントリーするようになれば、負けが少なくなります。
まずは負けを減らす、そうすれば少しずつあなたのトレードには光が見えてきます。
- 習慣化で人生を豊かにするもの
- 相場歴15年以上(株・FX)
- トレード塾CMB 元塾生
- 株スイングトレーダー
- MT4システムトレーダー&EA開発者
当ブログはコメント大歓迎です!
トレンドは継続する
上昇トレンドの継続と終わり
ダウ理論では「トレンドは継続するもの」と考えます。
トレンドが終わったといえるタイミングは1つだけです。
まずは図を見てください。
上昇トレンドが終わったのは、赤丸のダウ破綻のポイントです。それまでは上昇トレンドで、トレンド終了でレンジ相場入りになります。
なぜこの赤丸が上昇トレンドの終わりになるのでしょうか。
それには、上昇トレンドの終わりで大事な「押し安値」を理解する必要があります。
押し安値とは、
①上昇トレンド中の安値
②前回高値を上抜いた直前の安値
③押し安値は更新されていき、必ず1つしかない
順番に図を解説していきます。
図の左から順に進みます。最初は上昇トレンドです。
- 押し安値①から上昇し、高値をつけて、下げてAの安値をつける。
- 次の上昇で前回高値を抜けた〇のポイントで、Aが押し安値②になります。
- 次の高値から下げて安値Bをつけます。
- 安値Bから上げて、高値更新〇で安値Bは押し安値③になります。(押し安値②は押し安値でなくなり、単なる安値になる)
- 押し安値③から大きくあげた後に下げて安値Cをつける。
- 安値Cからの上げは高値を更新できなかった。(注意)このとき、安値Cは押し安値にならない。
- さらに安値も更新してしまう。(警告)
- 戻り高値①からの下げて、B押し安値③を割ってしまう。上昇トレンド終了が確定
- 上昇トレンドが終了し、もみ合いのレンジ相場になる。
- 戻り高値②をつけてから、安値を更新した。下降トレンド開始。
ポイントをもう一度整理します。
①高値が更新されるたびに、「押し安値」が更新されていく。
②高値を更新しない場合は、「押し安値」は更新されない。
③株価が「押し安値」を割ってしまうと上昇トレンドは終わったと考える。
④上昇トレンドが終わると、レンジ相場になる。(そこからまた上昇トレンドが始まる可能性も、下降トレンドになる可能性もある)
上昇トレンド中のスイングトレード
上昇トレンド中では、「上昇トレンドは継続していく」。そのため、株価は基本的に上げていく方向です。
株は買い目線でエントリーを考えます。
ダウ理論は「相場環境認識スキル」です。エントリーのタイミングはMACDなどの他のテクニカル分析を用いましょう。
「建玉スキル」での分割売買も忘れずに。
現状観測スキルと実行スキルの両方が大事だね
下降トレンドの継続と終わり
これまでは上昇トレンドについて説明しました。
下降トレンドは反対方向です。
「押し安値」ではなく、「戻り高値」と呼びます。
下の図では下降トレンドが始まっており、戻り高値②を上抜けるとレンジ相場入りになります。
レンジ相場はどうする?
トレンドが終了すると、いったんレンジ相場になります。
レンジ相場はトレードしないことをおすすめします
レンジ相場では方向感が無いので、損切りになりがちです。
焦る必要はありません。勝てる確率が高い時だけエントリーしましょう。
ダウ理論のトレンドの終了のまとめ
相場は「上昇トレンド」⇒「レンジ」⇒「下降トレンド」⇒レンジ⇒・・・を繰り返します。
トレンド発生中の時に、そのトレンド方向でのみエントリーするようにしましょう。なぜなら、トレンドは明白なシグナルがでるまで継続するからです。
ダウ理論のトレンドの終わりは「押し安値」と「戻り高値」を割ってしまったときでした。
今は「トレンド中」なのか、「レンジ」なのか。この見極めが大事。
それが環境認識です。
最も有名なテクニカル分析の基礎「ダウ理論」を説明してきました。
ダウ理論の6原則
- チャート(価格)はすべての事象を織り込む
- 平均は相互に確認される
- トレンドは出来高からも確認される
- トレンドは3種類ある
- 長期トレンドは3段階ある
- トレンドは明白なシグナルが出るまで継続する
トレンド方向でのエントリーができれば、大きな損はしません。
必ず覚えてトレンド相場で儲けましょう!
トレンドはフレンドってやつね
「一目均衡表」でもダウ理論に近い話が出てくるよ。こうご期待!
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